2017-08

開館120周年記念特別展覧会 海北友松(かいほうゆうしょう) - 2017.05.10 Wed

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img061.jpg 画像はクリックすると大きくなります

海北友松って誰?って思うくらい(浅学にして)知らなかったのですが、京都国立博物館が120周年記念に特別展を開くくらいなのでたぶんいいのでしょうと思い行ってきました。

展は海北友松の画業の変遷をたどります。
つまりは無名のほんとうに友松の作品かどうか定かではなかった時代の作品からスタート。
もちろん全く知らないのでちゃ~んとイヤホンガイドを聞きながら・・・
でも保存状態があまりよくなく、これって○○の○○にそっくりじゃんとかつまらない気分のまま、ようやく最晩年の「月花渓流図屏風」↓に到達。
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これはよかった♡  (この画像では伝わりませんが)
これはネルソン・アトキンズ美術館(USAカンザス州)が持っていて60年ぶりの里帰りだそうで、つまりは全くの初見。
海北友松を知らなかったのも道理だと思いました。

桃山画壇の絵師の知識は欠けることなく網羅しておきたいなんてことはマッタク思わない私にはこの1組を観るためだけに行ったようなもの・・・(・・;)
登場人物の画は多少面白かったけど。

なぜ友松展なのか??
「あくまで私的なことなのですが、展覧会担当者である私は1984年に雲谷等顔展、2007年に狩野永徳展、2010年に長谷川等伯展を企画・開催したことがあり、残る桃山画壇の巨匠は友松ただ一人となっておりました。また担当者は2018年に定年を迎えるので、今回がラストチャンスであったわけです」@サライ.jp
はぁ?? 個人的な思い入れで??
申し訳ないけれど、学芸員はがんと言った大臣の言葉を思い出しました。


21日までです。
観たい方はお急ぎください。
待ち時間があるほどではありません。

開館120周年記念特別展覧会 海北友松(かいほうゆうしょう)

 海北友松(1533~1615)は狩野永徳や長谷川等伯と並び称される桃山画壇の巨匠です。近江浅井家の家臣の家に生まれた彼は、若年を東福寺で過ごしましたが、主家や兄が信長に滅ぼされるに及び、還俗して狩野派の門を敲き、画の道に進んだと伝えられています。いま遺る作品のほとんどは狩野派から独立して以後の晩年期(60歳以降)のものですが、鋭い筆遣いが駆使された気迫溢れる水墨画や詩情豊かな大和絵金碧画などは、ほかの誰の作とも似ていない、まさに友松ならではのものといえましょう。
最晩年まで絵筆を握り続け、83歳でその生涯を終えた桃山最後の巨匠の世界を、心ゆくまでご堪能ください。



2017(平成29)年4月11日(火)~ 5月21日(日)
@ 京都国立博物館 平成知新館



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穏やかならざる雲行きでしたけれど、降られず(*^^)v
さつきがきれいでした。





世界のブックデザイン2015-16 - 2017.04.13 Thu

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世界のブックデザイン2015-16奈良県立図書情報館です。

「世界で最も美しい本コンクール」および、日本、ドイツ、オランダ、オーストリア、カナダ、中国の各国コンクール入選図書約180点が展示されています。

そもそも本の装丁ってそこそこの値段以上の本ならばそこそこ美しいような・・・ヾ(・・;)ォィォィ
世界で最も美しいと大見得きっていますけれど、そんなに驚きはしませんでしたし、ジャケ買いしたくなるものは見当たりませんでした。

それと各国の差がそんなには見えない・・・残念なことに・・・。
出版するということ自体がよほど特殊なものでない限りユニバーサルなデザインを求めているということなのかもしれません。
特殊な例としては北斎漫画のシリーズが和綴じの豆本というほどではないけれど小さいもので、それはいいのだけれどちょっと買うにはお高い、というかそういう特殊なことをするとお高くなるのは必然なのだけどいちおう市販している・・・ま、ジレンマですわねぇ。


27日までです。
ちょっとした展示会で、わざわざではないけれどおついでがあれば覗いてみるのも一興かなぁ。


世界のブックデザイン2015-16
毎年3月にライプツィヒ・ブックフェアで公開される「世界で最も美しい本コンクール」の入選図書をはじめ、日本、ドイツ、オランダ、スイス、オーストリア、カナダ、中国のコンクールで入賞し優れたデザインの書籍約180点を展示します。

2016年の「世界で最も美しい本コンクール」には、32の国と地域から約600点の応募がありました。
今年の金の活字賞はオランダのアーティストブックが受賞しています。また、今年は造本装幀コンクールが開催50回を迎えました。これを記念し、同コンクールの過去の受賞作より秀作約50点を集めた記念展をあわせて開催します。
会場で展示する本は、実際にお手にとってご覧いただけますので、各国のブックデザインおよび造本技術の水準を実感していただけます。
なお、日本におけるこの展示会は、当館と東京(凸版印刷株式会社 印刷博物館 終了)のみの開催です。

※出版点数が少ないなどの理由で、入手不可能な本があるため、入選作すべてではありません。また、一部、手にとっていただけない本があります。
※記念展出展の書籍は展示ケースでの展示となります。

2016年12月3日(土)~2017年3月5日(日) @印刷博物館
2017年3月14日(火) ~2017年4月27日(木) @ 奈良県立図書情報館 3階 ブリッジ






花の美術 ―季節の彩り― - 2017.04.04 Tue

yamato.jpg大和文華館は近鉄の(私設の)小さな美術館なのですけれど、とんでもない国宝とか重文とかを持っていて、よその(たいそうな)美術展で大和文華館蔵の文字を見るたびに驚かされます。

今回の展では←の寝覚物語絵巻(国宝・平安)がどこかの国立の美術館になくてもいいのかという驚き!
きれいですよ~!

花の美術ということで様々な花を描いた美術品を堪能してきました。

こんどの日曜日9日までです。
ぜひ!

花の美術 ―季節の彩り―

東洋の美術では、花は古くから絵画に描かれ、工芸品の陶磁器や衣装などの意匠に取り上げられてきました。白居易が友人に向けて詠んだ詩の中に「雪月花時最憶君」(雪月花の時 最も君を憶う)とあるように、身近な自然の中でも、花は季節を感じさせる美しい景物の象徴として挙げられています。花や植物は鑑賞して愛でるだけでなく、季節の移ろいを感じ、また吉祥の意味も読み取ることができます。また、梅と鶴を愛した宋の林和靖や自らを菊に喩えた晋の陶淵明などの文人は、花を愛し、その姿に高潔な人格が重ね合わされました。これらの人々と花の組み合わせもまた画題となり、美術の中にあらわされています。

この展覧会では、絵画や工芸品における花を中心にした植物の表現から、中国・朝鮮半島・日本それぞれにおける様々な花や植物の姿と人々の季節に寄せるまなざしを見ていきます。展覧会を開催する冬から春へ季節が移り変わる時期は、大和文華館を取り囲む文華苑が最も華やかな季節です。香り高い梅に木蓮や枝垂桜が続き、椿、雪柳、連翹、菊桃が彩りを添えます。文華苑の自然の花と展示場の美術作品の花を合わせてお楽しみ下さい。


2017年2月24日(金)~4月9日(日)  @大和文華館




クラーナハ展―500年後の誘惑 - 2017.03.16 Thu

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クラーナハ展―500年後の誘惑



クラーナハ展―500年後の誘惑

日本初 クラーナハの大回顧展

ルカス・クラーナハ(父、1472-1553年)は、ヴィッテンベルクの宮廷画家として名を馳せた、ドイツ・ルネサンスを代表する芸術家です。大型の工房を開設して絵画の大量生産を行うなど、先駆的なビジネス感覚を備えていた彼は、一方でマルティン・ルターにはじまる宗教改革にも、きわめて深く関与しました。けれども、この画家の名を何よりも忘れがたいものにしているのは、ユディトやサロメ、ヴィーナスやルクレティアといった物語上のヒロインたちを、特異というほかないエロティシズムで描きだしたイメージの数々でしょう。艶っぽくも醒めた、蠱惑的でありながら軽妙なそれらの女性像は、当時の鑑賞者だけでなく、遠く後世の人々をも強く魅了してきました。

日本初のクラーナハ展となる本展では、そうした画家の芸術の全貌を明らかにすると同時に、彼の死後、近現代におけるその影響にも迫ります。1517年に開始された宗教改革から、ちょうど500年を数える2016-17年に開催されるこの展覧会は、クラーナハの絵画が時を超えて放つ「誘惑」を体感する、またとない場となるはずです。


2016年10月15日(土) 〜 2017年1月15日(日) @国立西洋美術館
2017年1月28日(土)―4月16日(日) @国立国際美術館

祈りの美 ~清水公照・平山郁夫・杉本健吉・・・  - 2017.03.07 Tue

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企画展「祈りの美 ~清水公照・平山郁夫・杉本健吉・・・」 @ 奈良県立美術館を見てきました。
(↑の画像はクリックすると大きくなります)

平山郁夫さん、杉本健吉さんはもちろん知っていたのですが、元東大寺別当の清水公照さんが書画や陶芸をされるとは全く知らなかったので、とても興味深く拝見しました。
東大寺付設の幼稚園の園長に就任されてから、園児と同じように楽しむことを始められたのだそうですが、独特の味のある作風でとても好ましく思いました。
そのことを知ることができただけでも大満足!

祈りの美 ~清水公照・平山郁夫・杉本健吉・・・ 

古都・奈良には、長い歴史の中で育まれてきた多彩な文化が共存し、今なお大切に受け継がれています。
中でも、仏教や神道といった信仰の世界は、奈良の歴史・文化を特徴づけるとともに日本の精神風土に深く浸透し、今日の造形表現にも大きな影響を与えています。
本展では、伝統的な宗教画題による日本画から新たな解釈のもとに祈りを表現した作品や、連綿と続く「お水取り」をはじめ奈良の風物に着想を得た作品など、祈りの地・奈良をテーマとした作品を展示し、現代に花開いた祈りの美の世界をご覧頂こうというものです。
絵画・書・陶芸など約200点からなる出品作品は、東大寺別当・華厳宗管長を務め、宗教家から美術家へと活動の場を広げた清水公照(1911-1999)、仏教に新たな画境を見出しシルクロードをテーマに深淵なる絵画世界を構築した平山郁夫(1930-2009)、そして奈良の風物に魅せられ、独特の造形感覚で祈りの美を捉えた杉本健吉(1905-2004)によるものです。
三者三様の表現世界をご覧頂き、その根底で通ずる祈りの心を感じ取っていただくと同時に、奈良の歴史・文化の魅力に改めて触れる機会となれば幸いです。



2017年1月14日(土)~3月15日(水)
奈良県立美術館






MIHO MUSEUM - 2016.12.08 Thu

パッチワークキルト展を見に草津まで行ったので、前から行きたいと思っていたMIHO MUSEUMに寄ってきました(@信楽町)
車のナビに従ったのだけど、とんでもない山の中(-_-;)
細い道も空いていたのでなんとか着きましたが。

駐車場の近くのレセプション棟で、チケットを購入。
そこから、500mほど離れたところに美術館棟はあります。

miho1.jpg 途中のトンネル

 電気自動車がピストン輸送しています

miho2.jpg 途中の橋

要は一山越えているということで・・・ 

miho3.jpg 美術館棟

miho4.jpg モダンなつくり


ルーブル美術館のガラスのピラミッドで知られるI.M.ペイが、自然・建物・美術品の融合をテーマに設計した美術館。桃源郷の世界をモティーフに、枝垂れ桜の並木道、銀色に輝くトンネル、吊り橋を経て美術館棟へと誘います。所蔵品は、エジプト、ギリシア・ローマ、ペルシア、中国などの古代美術と、仏教美術、茶道美術などの日本美術からなり、常時約250点を公開しています。春・夏・秋の季節開館で、それぞれ特別展を開催します。

MIHO MUSEUM
〒529-1814
滋賀県甲賀市信楽町田代桃谷300
TEL:0748-82-3411




展示にはそんなに興味はなかったのですが・・・いちおう(;'∀')

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ムガル皇帝とマハラジャの宝石 カタール・アル サーニ・コレクション  2016年10月1日~2016年12月11日

いやはや、マハラジャはすごい! 181点の展示です。
これ、全部ホンモノ・・・総額はおいくら?
なんとも無粋な感想ですけど、私などには文字通り<豚に真珠>!
きれいだなぁとは思いますけど、ほしいとも思えず・・・
美術館って居眠りしてるかのような中年女性が座っていらっしゃることが多いですけど、さすがに屈強な男性警備員がそこここで厳しい目を・・・



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こちらは打って変わって乾山
↑右の画像の真ん中市松模様のそろいの猪口が欲しかった(笑)

美し(うまし うるはし) 乾山 四季彩菜 2016年10月1日~2016年12月11日


他にエジプト、西アジア、ギリシャ・ローマ、南アジア、中国・ペルシャの出土品のコレクションもお持ちで、興味深い展示でした。


画像はすべてクリックすると大きくなります。








アカデミア美術館所蔵 ヴェネツィア・ルネサンスの巨匠たち  - 2016.11.29 Tue

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日伊国交樹立150周年特別展 アカデミア美術館所蔵 ヴェネツィア・ルネサンスの巨匠たち です。

ルネサンス・・・フィレンツェではなくヴェネツィア・・・う~ん・・・あまりよく知らないので懐疑的ながら行ってきました。

こういうときこそ掘り出し物に出会えるということも多いのですが
今回もよかった!面白かった!

宗教画が多いには多いのですが、初期のイコンのような絵から離れ、自由に愛情こめた聖母子もあり~の
ヴィーナス(ほか)になぞらえたヌード画あり~の
実にリアルな貴族たちの肖像画もあり~の
いやいやルネッサンスをなめてました。
全部で57点ということで、音声ガイド(石坂浩二さん)をじっくり聞きながらゆっくり観るのにはちょうどの点数。
ガラスカバーがかかっていないので、細部もじっくり観ることができます。

極めつけは↑のフライアーの左、2枚続きのティツィアーノの《受胎告知》(@サン・サルヴァドール聖堂)
410×240cmの大きなものです(よく外して運んだものだと思いますけど)
後の時代の印象派の技術の萌芽があり、ルノワールは師と仰いでいたのだそうです。

かなり空いています。(東京はどうだったのでしょうか)
ま、広く知られた画家、作品ではないかもしれませんけれど、ぜひ!
この秋、一番楽しい美術展でした。さすが国立かな。

画にカバーがかかっていない分、空調が絵のための高い設定になっています。
外はそれなりに寒いんですけれど、脱ぎ着しやすい服装で行かれた方がいいと思います。
出てからお水をガブガブ・・・(;'∀')
mini_161129_1326.jpg レストラン&カフェ 中之島ミューズ(国立国際美術館地下1階)

 「ヴェネツィア・ルネサンスの巨匠たち」展覧会特別メニュー
  魚介たっぷりポレンタのクリーミーグラタンセット ¥1,300(税込)
 ※サラダ・スープ・パン・ビアンコマンジャーレ・選べるドリンク付


日伊国交樹立150周年特別展
アカデミア美術館所蔵 ヴェネツィア・ルネサンスの巨匠たち


アカデミア美術館は、ヴェネツィアの美術アカデミーが管理していた諸作品を礎として、1817年に開館しました。14世紀から18世紀にかけてのヴェネツィア絵画を中心に、約2000点を数える充実したコレクションを有しています。日本とイタリアの国交樹立150周年を契機として、このたび同館の所蔵品による本邦初の展覧会が実現する運びとなりました。テーマは、ルネサンス期のヴェネツィア絵画です。ルネサンス発祥の地であるフィレンツェの画家たちが、明快なデッサンに基づき丁寧に筆を重ねる着彩、整然とした構図を身上としたのに対して、ヴェネツィアの画家たちは、自由奔放な筆致による豊かな色彩表現、大胆かつ劇的な構図を持ち味とし、感情や感覚に直接訴えかける絵画表現の可能性を切り開いていきました。

本展では、選りすぐられた約60点の名画によって、15世紀から17世紀初頭にいたるヴェネツィア・ルネサンス絵画の展開を一望します。ジョヴァンニ・ベッリーニからクリヴェッリ、カルパッチョ、ティツィアーノ、ティントレット、ヴェロネーゼまで、名だたる巨匠たちの傑作が一挙来日します。また、ヴェネツィア盛期ルネサンス最大の巨匠ティツィアーノが晩年に手がけた祭壇画の大作《受胎告知》(サン・サルヴァドール聖堂)が特別出品されることも、本展の大きな見どころとなるでしょう。ヴェネツィア絵画の歴史のなかでルネサンス期に焦点を絞った展覧会は、国内ではほとんど例がありません。この貴重な機会に、水の都ヴェネツィアのルネサンスを彩った名画の数々を、ぜひご堪能ください。

第1章 ルネサンスの黎明―15世紀の画家たち
第2章 黄金時代の幕開け―ティツィアーノとその周辺
第3章 三人の巨匠たち―ティントレット、ヴェロネーゼ、バッサーノ
第4章 ルネサンスの終焉―巨匠たちの後継者
第5章 ヴェネツィアの肖像画

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2016年7月13日(水)〜 10月10日(月・祝) 国立新美術館 企画展示室2E

2016年10月22日(土)〜 2017年1月15日(日)  @国立国際美術館





 勉強不足を痛感したので復習はこちらで

 ヴェネツィア――美の都の一千年 (岩波新書)

 宮下規久朗先生が本展に合わせて上辞された本

この宮下規久朗先生の講演「ヴェネツィア美術の一千年」が12月3日に開かれるそうです。
お時間のおありの方はぜひ!


若冲の京都 KYOTOの若冲 - 2016.11.22 Tue

続けて向かった先は京都市美術館。忙しい(笑)

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ユーモラスな(マンガチックな)絵もあり、写実的な細かい絵もあり、面白い水墨画もあり・・・
若冲だと知っているから若冲だけど、知らずに混ぜてしまったらわからないんじゃないかと思うくらいの幅の広さ。
生活のために絵を描いていた人ではない余裕なのかもしれないですねぇ。
いかめしそうな肖像画がありますけれど、にやっと笑ったらかわいいひとだったのだろうなぁ。
約100点。見応えがあります。

こちらも12月4日までですのでお急ぎください。
けっこう混んでいます。

生誕300年
若冲の京都 KYOTOの若冲 


江戸期に活躍した伊藤若冲は京都錦小路の青物問屋の長男として、300年前の正徳6年(1716年)生まれました。家業のかたわら狩野派、尾形光琳や中国の元代、明代の画法を学び、江戸期では初老と言われた40歳で家業を弟に譲り、絵画のの制作に専念しました。そして寛政12年(1800年)に没するまで写生的,装飾的な花鳥画と斬新なタッチの水墨画によって異色の画風を作り上げました。本展は,若冲の生誕300年を機に,その独自の世界観,優れた作品の数々が,18世紀の京都だからこそ生まれたことを再確認する展覧会です。

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2016年10月4日(火)~12月4日(日)
京都市美術館




文化庁が京都に移転するということで京都市美術館も大規模な再整備工事を行うのだそうで
(京セラが50億円の寄付をして美術館の名称を京都市京セラ美術館に変更するというので、芸術家の人たちが反対してすったもんだしているようですが)

その塀に京都市美術館入場者数ベスト10が発表されていて
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みなさん、通りすがりにしげしげ

断トツ1位は1965年の伝説のツタンカーメン展!

ルーブルを冠した展が最近多いなぁとは思っていたのですが、ルーブルと名前をつければ集客がいいのですね(;'∀')
こんなに明らかに数字に出ているとは知りませんでした。
公営の美術館なのですから(そりゃ集客も気になるでしょうけれど)、誰も知らないような展を企画してもいいのかなぁと思わなくもない。(ムリ?)





今日は2つ若冲展を観ましたけれど、どちらかひとつと問われれば相国寺の若冲展の方をお勧めします。(レプリカとはいえ)




『伊藤若冲展 』  - 2016.11.22 Tue

春の東京都美術館での若冲展は最高320分待ちという記録を残したようですが
恐るべきというか、バッカジャナイノというか、もうちょっと知恵ってないんだろうかというか、とても行く気になれないというか・・・ 

今日は私にとっての若冲デー

まずは相国寺承天閣美術館で『生誕300年記念 伊藤若冲展』

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こちら相国寺は若冲の援助をしていたことで有名なお寺です。
もともと若冲の代表作の「動植綵絵(ドウショクサイエ)」は若冲自身が世話になった相国寺に喜捨し、明治期廃仏毀釈の折に1万円の対価で宮内省に納めてそのお金で寺域を守ったという経緯で御物となっているのです。

この 『伊藤若冲展』 では、「動植綵絵(どうしょくさいえ)」30幅のコロタイプ印刷による精密複製品や釈迦、普賢、文殊の「三尊画像」、金閣寺の「大書院障壁画」(重文)五十面とを観ることができます。

"コロタイプ印刷による精密複製品"とホンモノの区別がつかないであろう私には素晴らしい色彩と細やかさを堪能できました。
靴も脱いでゆっくりじっくり観ることができますし。

まぁ、さすがに観光バスが来ていましたが(;'∀')

12月4日までです。
未だの方はお急ぎください。

・ 若冲展 釈迦三尊像と動植綵絵120年ぶりの再会 相国寺承天閣美術館学芸員 村田隆志氏  @日経ビジネス ONLINE

生誕300年記念
  『伊藤若冲展 』
    相国寺観音懺法を荘厳する動植綵絵30幅を一堂に展示(コロタイプ印刷による複製品)
       動植綵絵本歌30幅は宮内庁三の丸尚蔵館所蔵

“奇想の画家”として知られ、現在も多くの人を魅了し続けている江戸時代の絵師・伊藤若冲(1716~1800)。2016年はその生誕300年にあたります。これを記念し、相国寺承天閣美術館では、若冲の名品の数々を展示します。

 若冲は相国寺の僧侶・大典禅師と懇意にしており、彼を通じて仏教や書画の教えを受けていたといわれます。
 今回の展覧会では、宝暦9年(1759)鹿苑寺(金閣寺)大書院に描いた障壁画50面(重要文化財)全てを公開するほか、若冲の代表作として知られる「動植綵絵(どうしょくさいえ)」30幅のコロタイプ印刷による精密複製品を一同に展示。他にも、若冲と相国寺の縁を今に伝える作品が多数並びます。

 「動植綵絵」は、明和7年(1770)に若冲が相国寺へ永代供養として奉納したもので、明治時代まで毎年6月に相国寺方丈で厳修される観音懺法(かんのんせんぽう)法要で実際に掛けられておりました。(現在、現物は宮内庁三の丸尚蔵館所蔵)。

若冲の絵画の集大成といえる名品をぜひ御堪能下さい。


平成28年7月1日(金)~平成28年12月4日(日) 【会期中無休】
午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
相国寺承天閣美術館
〒602-0898 京都市上京区今出川通烏丸東入




相国寺の秋の特別拝観もされていましたが、以前拝観したことがありますし、今日は次があるので割愛m(__)m
寺域のもみじだけ
SN3S3964.jpg SN3S3961 (2)
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予習は↓これで。
若冲の世界 (TJMOOK)

運慶と快慶 - 2016.10.22 Sat

昨日、奈良国(立博物館)でもらってきたフライヤー
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1枚の両面がこの2つ。(両A面? ま、まだ速報段階ですけど)
最近にわかに運慶ファンの私には実にタイムリーだと喜んだのですが~

よくよく確認したら、 運慶は東京だけ奈良は快慶だけ、 なのですね。

いやぁ、ショック! ぬか喜び!

私は運慶が見たいのですっ!

って力を入れてもごまめの歯ぎしりなのだねぇ.............
どうせなら交換してくれないかなぁ。くれないよねぇ。

まだ何が出陳されるのか詳細は決まっていないのでしょうけれど
あ~ 鎌倉にある運慶・・・観たかった・・・


「快慶展」 奈良国立博物館 2017年4月 8日(土)~ 6月4日(日)
「運慶展」 東京国立博物館 2017年9月26日(火)~11月26日(日)



春に読んでいた本↓
快慶には快慶の言い分があるのでしょうけれど
運慶に心酔してしまうと、どうも 快慶なんて・・・ って思ってしまうのです(-_-;)

荒仏師 運慶
梓澤 要
新潮社

満つる月の如し: 仏師・定朝 (徳間文庫 さ 31-7)
澤田瞳子
徳間書店

運慶―リアルを超えた天才仏師 (とんぼの本)
新潮社

日本美術全集 (第10巻) 運慶と快慶―鎌倉の建築・彫刻
講談社




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趣味のパッチワークや日々の暮らしなどを綴っています。

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15/04/14 台湾・香港で日本からの食品を輸入規制しているのは福島、群馬、 栃木、茨城、千葉の5県
15/04/06 小山三さんが亡くなった。94歳。90年以上にわたりよくぞ中村屋を支えてくださったと思う。ご冥福を。
15/03/31 書評家・大矢博子氏によると食べ物を表して、読者に「食べたい」と思わせる技術に特に秀でた作家は池波正太郎、北森鴻、高田郁、近藤史恵なのだそうである。(近藤史恵・著『ヴァン・ショーをあなたに』の解説より)
15/02/22 (勘三郎さんに続き)三津五郎さんまで亡くなって・・・ショック! ご冥福をお祈りします。
15/01/03 Yahooのおみくじ「スレスレの中吉」σ(^^;)
14/12/09 衆議院選挙、期日前投票に行ってきました。
14/09/18 スコットランドの独立、スコットランドは大好きなので応援したい気持ちは有るけれど、理想はともかく現実的に考えると難しい気はしています。
14/08/25 『すべてがFになる』がドラマになる(@_@;)
14/03/05 ニュージーランドに4-2。実質負けだと思いますけど。
14/03/27 真央ちゃんの<ノクターン>すてきでした~!ほっとしてまた涙(笑)
14/03/05 ニュージーランドに4-2。実質負けだと思いますけど。
14/02/21 真央ちゃん、自分で納得のできるスケートができてよかった~❤ 私はそれだけでうれしい!うれし涙!涙!
14/02/17 カーリング、勝った! 今日の小笠原さんはすごい! 夜のスウェーデン戦を残すのみ! がんばっ♪
14/02/16 東名自動車道がやっと全線開通したみたいですね。荷物が届く・・・。
14/02/16 カーリングの応援は非常に疲れます。スイスに勝って首の皮1枚残りました。
14/02/15 祝!ゆづ、金メダル!! 町田くん5位!大ちゃん6位! すごい!! ありがとう!
14/02/14 あきらめて0時前に寝たのになぜか自然に2時半ころ目が覚めて、フィギュアスケートを応援しています。
14/01/20 センター試験の問題が新聞に載っても解いてみようとさえしなくなった今日この頃…。寒いですね。
14/01/17 <ワイヤー口金ポーチ>なるものを制作中です。
14/01/16 すてきにハンドメイド ご覧になれましたか? 再放送は22日、23日です。

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