2017-03

祈りの美 ~清水公照・平山郁夫・杉本健吉・・・  - 2017.03.07 Tue

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企画展「祈りの美 ~清水公照・平山郁夫・杉本健吉・・・」 @ 奈良県立美術館を見てきました。
(↑の画像はクリックすると大きくなります)

平山郁夫さん、杉本健吉さんはもちろん知っていたのですが、元東大寺別当の清水公照さんが書画や陶芸をされるとは全く知らなかったので、とても興味深く拝見しました。
東大寺付設の幼稚園の園長に就任されてから、園児と同じように楽しむことを始められたのだそうですが、独特の味のある作風でとても好ましく思いました。
そのことを知ることができただけでも大満足!

祈りの美 ~清水公照・平山郁夫・杉本健吉・・・ 

古都・奈良には、長い歴史の中で育まれてきた多彩な文化が共存し、今なお大切に受け継がれています。
中でも、仏教や神道といった信仰の世界は、奈良の歴史・文化を特徴づけるとともに日本の精神風土に深く浸透し、今日の造形表現にも大きな影響を与えています。
本展では、伝統的な宗教画題による日本画から新たな解釈のもとに祈りを表現した作品や、連綿と続く「お水取り」をはじめ奈良の風物に着想を得た作品など、祈りの地・奈良をテーマとした作品を展示し、現代に花開いた祈りの美の世界をご覧頂こうというものです。
絵画・書・陶芸など約200点からなる出品作品は、東大寺別当・華厳宗管長を務め、宗教家から美術家へと活動の場を広げた清水公照(1911-1999)、仏教に新たな画境を見出しシルクロードをテーマに深淵なる絵画世界を構築した平山郁夫(1930-2009)、そして奈良の風物に魅せられ、独特の造形感覚で祈りの美を捉えた杉本健吉(1905-2004)によるものです。
三者三様の表現世界をご覧頂き、その根底で通ずる祈りの心を感じ取っていただくと同時に、奈良の歴史・文化の魅力に改めて触れる機会となれば幸いです。



2017年1月14日(土)~3月15日(水)
奈良県立美術館






MIHO MUSEUM - 2016.12.08 Thu

パッチワークキルト展を見に草津まで行ったので、前から行きたいと思っていたMIHO MUSEUMに寄ってきました(@信楽町)
車のナビに従ったのだけど、とんでもない山の中(-_-;)
細い道も空いていたのでなんとか着きましたが。

駐車場の近くのレセプション棟で、チケットを購入。
そこから、500mほど離れたところに美術館棟はあります。

miho1.jpg 途中のトンネル

 電気自動車がピストン輸送しています

miho2.jpg 途中の橋

要は一山越えているということで・・・ 

miho3.jpg 美術館棟

miho4.jpg モダンなつくり


ルーブル美術館のガラスのピラミッドで知られるI.M.ペイが、自然・建物・美術品の融合をテーマに設計した美術館。桃源郷の世界をモティーフに、枝垂れ桜の並木道、銀色に輝くトンネル、吊り橋を経て美術館棟へと誘います。所蔵品は、エジプト、ギリシア・ローマ、ペルシア、中国などの古代美術と、仏教美術、茶道美術などの日本美術からなり、常時約250点を公開しています。春・夏・秋の季節開館で、それぞれ特別展を開催します。

MIHO MUSEUM
〒529-1814
滋賀県甲賀市信楽町田代桃谷300
TEL:0748-82-3411




展示にはそんなに興味はなかったのですが・・・いちおう(;'∀')

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ムガル皇帝とマハラジャの宝石 カタール・アル サーニ・コレクション  2016年10月1日~2016年12月11日

いやはや、マハラジャはすごい! 181点の展示です。
これ、全部ホンモノ・・・総額はおいくら?
なんとも無粋な感想ですけど、私などには文字通り<豚に真珠>!
きれいだなぁとは思いますけど、ほしいとも思えず・・・
美術館って居眠りしてるかのような中年女性が座っていらっしゃることが多いですけど、さすがに屈強な男性警備員がそこここで厳しい目を・・・



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こちらは打って変わって乾山
↑右の画像の真ん中市松模様のそろいの猪口が欲しかった(笑)

美し(うまし うるはし) 乾山 四季彩菜 2016年10月1日~2016年12月11日


他にエジプト、西アジア、ギリシャ・ローマ、南アジア、中国・ペルシャの出土品のコレクションもお持ちで、興味深い展示でした。


画像はすべてクリックすると大きくなります。








アカデミア美術館所蔵 ヴェネツィア・ルネサンスの巨匠たち  - 2016.11.29 Tue

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日伊国交樹立150周年特別展 アカデミア美術館所蔵 ヴェネツィア・ルネサンスの巨匠たち です。

ルネサンス・・・フィレンツェではなくヴェネツィア・・・う~ん・・・あまりよく知らないので懐疑的ながら行ってきました。

こういうときこそ掘り出し物に出会えるということも多いのですが
今回もよかった!面白かった!

宗教画が多いには多いのですが、初期のイコンのような絵から離れ、自由に愛情こめた聖母子もあり~の
ヴィーナス(ほか)になぞらえたヌード画あり~の
実にリアルな貴族たちの肖像画もあり~の
いやいやルネッサンスをなめてました。
全部で57点ということで、音声ガイド(石坂浩二さん)をじっくり聞きながらゆっくり観るのにはちょうどの点数。
ガラスカバーがかかっていないので、細部もじっくり観ることができます。

極めつけは↑のフライアーの左、2枚続きのティツィアーノの《受胎告知》(@サン・サルヴァドール聖堂)
410×240cmの大きなものです(よく外して運んだものだと思いますけど)
後の時代の印象派の技術の萌芽があり、ルノワールは師と仰いでいたのだそうです。

かなり空いています。(東京はどうだったのでしょうか)
ま、広く知られた画家、作品ではないかもしれませんけれど、ぜひ!
この秋、一番楽しい美術展でした。さすが国立かな。

画にカバーがかかっていない分、空調が絵のための高い設定になっています。
外はそれなりに寒いんですけれど、脱ぎ着しやすい服装で行かれた方がいいと思います。
出てからお水をガブガブ・・・(;'∀')
mini_161129_1326.jpg レストラン&カフェ 中之島ミューズ(国立国際美術館地下1階)

 「ヴェネツィア・ルネサンスの巨匠たち」展覧会特別メニュー
  魚介たっぷりポレンタのクリーミーグラタンセット ¥1,300(税込)
 ※サラダ・スープ・パン・ビアンコマンジャーレ・選べるドリンク付


日伊国交樹立150周年特別展
アカデミア美術館所蔵 ヴェネツィア・ルネサンスの巨匠たち


アカデミア美術館は、ヴェネツィアの美術アカデミーが管理していた諸作品を礎として、1817年に開館しました。14世紀から18世紀にかけてのヴェネツィア絵画を中心に、約2000点を数える充実したコレクションを有しています。日本とイタリアの国交樹立150周年を契機として、このたび同館の所蔵品による本邦初の展覧会が実現する運びとなりました。テーマは、ルネサンス期のヴェネツィア絵画です。ルネサンス発祥の地であるフィレンツェの画家たちが、明快なデッサンに基づき丁寧に筆を重ねる着彩、整然とした構図を身上としたのに対して、ヴェネツィアの画家たちは、自由奔放な筆致による豊かな色彩表現、大胆かつ劇的な構図を持ち味とし、感情や感覚に直接訴えかける絵画表現の可能性を切り開いていきました。

本展では、選りすぐられた約60点の名画によって、15世紀から17世紀初頭にいたるヴェネツィア・ルネサンス絵画の展開を一望します。ジョヴァンニ・ベッリーニからクリヴェッリ、カルパッチョ、ティツィアーノ、ティントレット、ヴェロネーゼまで、名だたる巨匠たちの傑作が一挙来日します。また、ヴェネツィア盛期ルネサンス最大の巨匠ティツィアーノが晩年に手がけた祭壇画の大作《受胎告知》(サン・サルヴァドール聖堂)が特別出品されることも、本展の大きな見どころとなるでしょう。ヴェネツィア絵画の歴史のなかでルネサンス期に焦点を絞った展覧会は、国内ではほとんど例がありません。この貴重な機会に、水の都ヴェネツィアのルネサンスを彩った名画の数々を、ぜひご堪能ください。

第1章 ルネサンスの黎明―15世紀の画家たち
第2章 黄金時代の幕開け―ティツィアーノとその周辺
第3章 三人の巨匠たち―ティントレット、ヴェロネーゼ、バッサーノ
第4章 ルネサンスの終焉―巨匠たちの後継者
第5章 ヴェネツィアの肖像画

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2016年7月13日(水)〜 10月10日(月・祝) 国立新美術館 企画展示室2E

2016年10月22日(土)〜 2017年1月15日(日)  @国立国際美術館





 勉強不足を痛感したので復習はこちらで

 ヴェネツィア――美の都の一千年 (岩波新書)

 宮下規久朗先生が本展に合わせて上辞された本

この宮下規久朗先生の講演「ヴェネツィア美術の一千年」が12月3日に開かれるそうです。
お時間のおありの方はぜひ!


若冲の京都 KYOTOの若冲 - 2016.11.22 Tue

続けて向かった先は京都市美術館。忙しい(笑)

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ユーモラスな(マンガチックな)絵もあり、写実的な細かい絵もあり、面白い水墨画もあり・・・
若冲だと知っているから若冲だけど、知らずに混ぜてしまったらわからないんじゃないかと思うくらいの幅の広さ。
生活のために絵を描いていた人ではない余裕なのかもしれないですねぇ。
いかめしそうな肖像画がありますけれど、にやっと笑ったらかわいいひとだったのだろうなぁ。
約100点。見応えがあります。

こちらも12月4日までですのでお急ぎください。
けっこう混んでいます。

生誕300年
若冲の京都 KYOTOの若冲 


江戸期に活躍した伊藤若冲は京都錦小路の青物問屋の長男として、300年前の正徳6年(1716年)生まれました。家業のかたわら狩野派、尾形光琳や中国の元代、明代の画法を学び、江戸期では初老と言われた40歳で家業を弟に譲り、絵画のの制作に専念しました。そして寛政12年(1800年)に没するまで写生的,装飾的な花鳥画と斬新なタッチの水墨画によって異色の画風を作り上げました。本展は,若冲の生誕300年を機に,その独自の世界観,優れた作品の数々が,18世紀の京都だからこそ生まれたことを再確認する展覧会です。

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2016年10月4日(火)~12月4日(日)
京都市美術館




文化庁が京都に移転するということで京都市美術館も大規模な再整備工事を行うのだそうで
(京セラが50億円の寄付をして美術館の名称を京都市京セラ美術館に変更するというので、芸術家の人たちが反対してすったもんだしているようですが)

その塀に京都市美術館入場者数ベスト10が発表されていて
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みなさん、通りすがりにしげしげ

断トツ1位は1965年の伝説のツタンカーメン展!

ルーブルを冠した展が最近多いなぁとは思っていたのですが、ルーブルと名前をつければ集客がいいのですね(;'∀')
こんなに明らかに数字に出ているとは知りませんでした。
公営の美術館なのですから(そりゃ集客も気になるでしょうけれど)、誰も知らないような展を企画してもいいのかなぁと思わなくもない。(ムリ?)





今日は2つ若冲展を観ましたけれど、どちらかひとつと問われれば相国寺の若冲展の方をお勧めします。(レプリカとはいえ)




『伊藤若冲展 』  - 2016.11.22 Tue

春の東京都美術館での若冲展は最高320分待ちという記録を残したようですが
恐るべきというか、バッカジャナイノというか、もうちょっと知恵ってないんだろうかというか、とても行く気になれないというか・・・ 

今日は私にとっての若冲デー

まずは相国寺承天閣美術館で『生誕300年記念 伊藤若冲展』

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こちら相国寺は若冲の援助をしていたことで有名なお寺です。
もともと若冲の代表作の「動植綵絵(ドウショクサイエ)」は若冲自身が世話になった相国寺に喜捨し、明治期廃仏毀釈の折に1万円の対価で宮内省に納めてそのお金で寺域を守ったという経緯で御物となっているのです。

この 『伊藤若冲展』 では、「動植綵絵(どうしょくさいえ)」30幅のコロタイプ印刷による精密複製品や釈迦、普賢、文殊の「三尊画像」、金閣寺の「大書院障壁画」(重文)五十面とを観ることができます。

"コロタイプ印刷による精密複製品"とホンモノの区別がつかないであろう私には素晴らしい色彩と細やかさを堪能できました。
靴も脱いでゆっくりじっくり観ることができますし。

まぁ、さすがに観光バスが来ていましたが(;'∀')

12月4日までです。
未だの方はお急ぎください。

・ 若冲展 釈迦三尊像と動植綵絵120年ぶりの再会 相国寺承天閣美術館学芸員 村田隆志氏  @日経ビジネス ONLINE

生誕300年記念
  『伊藤若冲展 』
    相国寺観音懺法を荘厳する動植綵絵30幅を一堂に展示(コロタイプ印刷による複製品)
       動植綵絵本歌30幅は宮内庁三の丸尚蔵館所蔵

“奇想の画家”として知られ、現在も多くの人を魅了し続けている江戸時代の絵師・伊藤若冲(1716~1800)。2016年はその生誕300年にあたります。これを記念し、相国寺承天閣美術館では、若冲の名品の数々を展示します。

 若冲は相国寺の僧侶・大典禅師と懇意にしており、彼を通じて仏教や書画の教えを受けていたといわれます。
 今回の展覧会では、宝暦9年(1759)鹿苑寺(金閣寺)大書院に描いた障壁画50面(重要文化財)全てを公開するほか、若冲の代表作として知られる「動植綵絵(どうしょくさいえ)」30幅のコロタイプ印刷による精密複製品を一同に展示。他にも、若冲と相国寺の縁を今に伝える作品が多数並びます。

 「動植綵絵」は、明和7年(1770)に若冲が相国寺へ永代供養として奉納したもので、明治時代まで毎年6月に相国寺方丈で厳修される観音懺法(かんのんせんぽう)法要で実際に掛けられておりました。(現在、現物は宮内庁三の丸尚蔵館所蔵)。

若冲の絵画の集大成といえる名品をぜひ御堪能下さい。


平成28年7月1日(金)~平成28年12月4日(日) 【会期中無休】
午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
相国寺承天閣美術館
〒602-0898 京都市上京区今出川通烏丸東入




相国寺の秋の特別拝観もされていましたが、以前拝観したことがありますし、今日は次があるので割愛m(__)m
寺域のもみじだけ
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予習は↓これで。
若冲の世界 (TJMOOK)

運慶と快慶 - 2016.10.22 Sat

昨日、奈良国(立博物館)でもらってきたフライヤー
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1枚の両面がこの2つ。(両A面? ま、まだ速報段階ですけど)
最近にわかに運慶ファンの私には実にタイムリーだと喜んだのですが~

よくよく確認したら、 運慶は東京だけ奈良は快慶だけ、 なのですね。

いやぁ、ショック! ぬか喜び!

私は運慶が見たいのですっ!

って力を入れてもごまめの歯ぎしりなのだねぇ.............
どうせなら交換してくれないかなぁ。くれないよねぇ。

まだ何が出陳されるのか詳細は決まっていないのでしょうけれど
あ~ 鎌倉にある運慶・・・観たかった・・・


「快慶展」 奈良国立博物館 2017年4月 8日(土)~ 6月4日(日)
「運慶展」 東京国立博物館 2017年9月26日(火)~11月26日(日)



春に読んでいた本↓
快慶には快慶の言い分があるのでしょうけれど
運慶に心酔してしまうと、どうも 快慶なんて・・・ って思ってしまうのです(-_-;)

荒仏師 運慶
梓澤 要
新潮社

満つる月の如し: 仏師・定朝 (徳間文庫 さ 31-7)
澤田瞳子
徳間書店

運慶―リアルを超えた天才仏師 (とんぼの本)
新潮社

日本美術全集 (第10巻) 運慶と快慶―鎌倉の建築・彫刻
講談社




第68回 正倉院展 - 2016.10.21 Fri

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恒例第68回 正倉院展 です。 一足お先にm(__)m

目玉の漆胡瓶↑の水差し。これは初めて見ました。
これをどうやって作ったと思います?
"テープ状にした木の薄板を巻き上げる巻胎(けんたい)技法によって素地(きじ)を成形し、全体に黒漆(くろうるし)を塗った上に、文様(もんよう)の形に切り透かした銀板を貼る平脱(へいだつ)技法で山岳や鹿、オシドリなどを施し、広々とした草原に禽獣(きんじゅう)が遊ぶ様子を表す。"
テープ状にした木の薄板を巻き上げる・・・(◎_◎;)
しかもこれを聖武天皇がお使いだったという感慨・・・。
毎年思いますけれど、聖武天皇の審美眼はほんとうに素晴らしい!

一部屋丸々の展示は初めて。
右の画像の左上の大幡(残欠)はもともとは13m~15mの長さになるそうで、聖武天皇の1周忌にはこれが10本も飾られていたそうで、豪華絢爛!

欲しかったのは楩楠箱 [べんなんのはこ]
(フライヤーの画像には載っていないのですが、こちらで)
「楩楠」というのはクスノキの根元に近いこぶになった部分や土中の根から得られた複雑な木理があらわれた素材を指すそうですが、木目の複雑な美をシンプルに箱にしているのがいい!欲しい!

明日から11月7日までです。
とにかく混雑していますけれど、覚悟の上でよかったらいらしてください。
イヤホンガイドは聞かれることをお勧めします。

第68回 正倉院展

 本年の正倉院展には、北倉(ほくそう)10件、中倉(ちゅうそう)29件、南倉(なんそう)22件、聖語蔵(しょうごぞう)3件の、合わせて64件の宝物が出陳されます。そのうち初出陳は9件です。例年通り正倉院宝物の概要がわかるような構成ですが、本年も宮内庁正倉院事務所による最新の調査成果を反映した内容に特色がみられます。また正倉院正倉の整備事業の完了を受け、宝庫や宝物の来歴を伝えるような宝物も出陳されます。  
 聖武天皇ゆかりの北倉からは、シルクロードの遺風を伝える名品として夙(つと)に有名な漆胡瓶(しっこへい)が、正倉院展では18年ぶりに出陳されます( ※ )。また鳥木石夾纈屏風(とりきいしきょうけちのびょうぶ)は、聖武天皇のお側(そば)近くにあった屏風で、花鳥を愛でた当時の宮廷生活が垣間見られる宝物です。  
 また、本年は聖武天皇一周忌斎会(さいえ)で懸吊された大幡(だいばん)(灌頂幡(かんじょうばん))に関連する宝物がまとまって出陳されるのも注目されます。大幡は総長13~15メートルに及ぶと考えられる巨大な幡で、多数の幡が法会(ほうえ)の場を華やかに飾ったと考えられます。今回は幡の本体、脚、脚先の飾り、芯に使われた裂(きれ)が出陳され、その全容が想像されます。  
 ところで、本年は多種多様な金工品が出陳されるのも注目されます。宝庫に伝わった奈良時代の銅銭、唐と日本の鏡、合金に用いられる金属のインゴットなどの鋳造(ちゅうぞう)に関係する品々、あるいは漆胡瓶と同じく平脱(へいだつ)技法が用いられた竽(う)、笙(しょう)、平脱鳳凰頭(へいだつのほうおうのかしら)などの装飾性豊かな器物類、そして目にも美しい様々な飾り金具など、金属と古代の日本人の関係にも思いを馳せていただければ幸いです。  
 このほか、素材の異なる3種の笏(しゃく)や、高度な技法で作られた象牙(ぞうげ)の櫛、近時の調査で染色材料が判明した愛らしい鳥形の飾りなど、天平の技と風俗にもご注目下さい。
※公開は、御即位20年記念特別展「皇室の名宝」(東京国立博物館 平成21年)以来、7年ぶり   


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 平成28年10月22日(土)~平成28年11月7日(月)

 @ 奈良国立博物館 東新館・西新館




メアリー・カサット展 - 2016.09.30 Fri

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久しぶりに晴れて(朝は)涼しかったので
メアリー・カサット展 @京都国立近代美術館 に行ってきました。

メアリー・カサットは印象派展(の末席)に連なった作品を何点か観るという感じで、特に好みでもなかったのですが、まとめて観てみるのもいいかなぁと・・・。
それもそのはず日本では35年ぶりの回顧展だそうです。
さすが国立。よく集めたなぁと・・・。

同時代の女性画家の作品や、影響を受けた浮世絵など他の作品も展示されていたり
↑の黒いドレスを再現したものがあったり
わかりやすさを心掛けたいい展示だったかなと思います。

黒いドレスの展示ひとつで、長袖だからマチネなことがわかるとか、1878年当時ヴィクトリア女王の服喪時代で黒い服がフランスでも流行していたとか、百聞は一見に如かずで、ほんとうに一見でいろいろ付随的なこともわかって面白い♪

油絵だけでなく、エッチングやドライポイント(版画の技法)の作品も多く、一番気に入ったのがドライポイントの小品でした♥
(右上の画像の真ん中あたりの二人の少女。ちなみに画像はクリックで大きくなります)

印象派好きは一度ご覧になってくださいなぁ。
すいてるのでゆっくり見られますよ(*^^)v

ドガとメアリー・カサットの"関係"など知らなかったこともいっぱい!(知らなかったの?って?(笑))

う~ん・・・やっぱり・・・きらいじゃないけどぉ~って感じかなぁ。


メアリー・カサット展

印象派を代表する米国人女性画家、メアリー・カサット(1844-1926)の回顧展を35年ぶりに日本で開催いたします。

米国ペンシルヴェニア州ピッツバーグ郊外に生まれたカサットは、画家を志して21歳のときにパリに渡りました。
古典絵画の研究から出発し、新しい絵画表現を模索するなかでエドガー・ドガと出会い、印象派展に参加するようになります。
そして、軽やかな筆づかいと明るい色彩で身近な女性たちの日常を描き、独自の画風を確立しました。
特に温かい眼差しで捉えた母子の姿は多くの共感を呼び、「母子像の画家」と呼ばれるようになりました。
女性の職業画家がまだ少なかった時代に、さまざまな困難を乗り越えて画家となる意志を貫いたカサットの生き方は、現代の我々にも勇気を与えてくれます。

 本展では、カサットの油彩画やパステル画、版画の代表作に加え、エドガー・ドガ、ベルト・モリゾなど交流のあった画家たちの作品、画家が愛した日本の浮世絵版画や屏風絵なども併せて合計約100点を展観し、初期から晩年にいたる画業の全貌を紹介します。

愛にあふれるカサット芸術の真髄をどうぞお楽しみください。


2016年6月25日(土)~9月11日(日) @横浜美術館
2016年9月27日(火)~12月4日(日) @京都国立近代美術館




京都国立近代美術館のもうひとつのお楽しみは、館蔵コレクション展

平成28年度 第4回コレクション展

主なテーマ
印象派展の作家たち
特集1:梶原緋佐子
特集2:創る女たち
秋の日本画
“291”と近代美術――大西洋の向こう岸を夢みて
針仕事(ニードルワーク)の向こうへ
伝統のわざ:人間国宝特集
1970年代以降の絵画
常設屋外彫刻

2016(平成28)年9月22日(木・祝)~ 12月11日(日)
前期:9月22日(木・祝)~ 10月30日(日)
後期:11月1日(火)~ 12月11日(日)


印象派もモネ2点、シスレー2点、ピサロ1点、ルノワール3点 展示されていましたし
大好きなルーシー・リーも"創る女たち"という括りで2点♥
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ランチは桝富でおそばを。
こちらはなぜか初めて(・・;)  行こうかなと思うとお休みだったりご縁がなくて。
美味しい天ぷらそばをいただきましたm(__)m
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鴨で有名らしい。知らなかった。次はぜひ!






特別展「国宝 信貴山縁起絵巻」 - 2016.05.12 Thu

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 特別展・国宝 信貴山縁起絵巻 ―朝護孫子寺と毘沙門天王信仰の至宝―です。

うかうかしているうちにGWになり、その後は雨続き・・・あわてて行ってきました。

信貴山縁起絵巻です。鳥獣戯画ほどには知名度が高くないかもしれませんけど、国宝。
信貴山の中興である命蓮という僧を主人公とした霊験譚で、、軽妙洒脱な筆で人物や動物の動きや表情をうまくとらえていて面白く、風景描写も優れていて、楽しいものです。
前にどこかで一部(俵が飛ぶところ)は見たことがあるのですが、全巻は初めて。
日本のマンガのルーツのひとつとされているようです。

他に朝護孫子寺の寺宝の数々も関連する寺外の名品とともに公開されていて、信貴山毘沙門天王への信仰が生み出した造形を観ることもできます。
小さいかわいい仏像もあってツボ!


すんなり入場することはできたのですが、絵巻を最前列で観るための列に並ぶこと40分以上。
その後も牛歩で、なかなか進まず・・・
ま、絵巻は小さくてしっかり描きこんであるので、しっかり観るのにはどうしても時間がかかるのは予想通り。
もっとゆっくり見られればもっと面白いところを発見できるのかもという気がしました。

22日までです。お急ぎください。

国宝 信貴山縁起絵巻 ―朝護孫子寺と毘沙門天王信仰の至宝―

 毘沙門天王の聖地として聖徳太子により創建されたと伝えられる信貴山朝護孫子寺(しぎさんちょうごそんしじ)。その篤い信仰のもとに制作された国宝 信貴山縁起絵巻は、日本三大絵巻の一つに数えられる平安絵画の名品として知られています。山崎長者巻、延喜加持巻、尼公巻の全三巻には、鉢が空を飛び米俵が舞い上がる、剣をまとう童子が大空を駆けめぐるといった摩訶不思議なストーリーが、躍動感あふれる画面の中に次々と展開します。
 本展覧会は、この人々を魅了してやまない信貴山縁起絵巻の全貌を一堂に紹介し、その寺院縁起としての意義を朝護孫子寺の信仰の歴史の中に位置づけようとするものです。全会期中を通じて三巻すべての場面を同時公開する史上初めての試みであり、国宝絵巻の魅力を心ゆくまでご堪能いただけるまたとない機会となります。さらに、朝護孫子寺の寺宝の数々を関連する寺外の名品とともに公開することで、信貴山毘沙門天王への信仰が生み出した造形の魅力にも迫ります。

奈良国立博物館
平成28年4月9日(土)~平成28年5月22日(日)



  GWも終わったウィークデーなのに、奈良公園には「何しに?」と思うくらいの観光バスや、人の波。
  午後になっても渋滞で・・・
  奈良をなめてはいけませんでした(・・;)
  (奈良市民のセリフだろうか⁇)

若冲 雑感 - 2016.04.26 Tue

現在若冲展@東京都美術館(4/22~5/24)が開かれているので、タイアップ企画が多いのは当然。

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NHKスペシャル「若冲 天才絵師の謎に迫る」 を観ました。

生誕300年をむかえ、いま大ブームの江戸時代の天才絵師・若冲。発見された“幻の絵”や非公開の秘蔵作などの貴重映像とともに、最新の科学で“絵に隠された謎”に迫る。

私の絵は千年後に理解される”という謎の言葉を残した江戸時代の天才絵師・伊藤若冲。生命の世界を極彩色と精密な筆致で描き「神の手を持つ男」と呼ばれた。顔料の数も限られ照明もない江戸時代に、圧倒的に鮮やかな絵を描けたのはなぜか?神秘のベールに包まれてきた天才の技に最新鋭の科学で迫る。明らかになった絵に隠された“魔術のようなテクニック”とは。完全非公開の秘蔵作など貴重な映像と共に天才絵師の謎に迫る。 
(再放送4月27日(水) 午前0時10分~=今夜 &5月4日(水)午前8時15分~←お確かめくださいね) 

さすがNHKならではの手法でとても興味深かったのですが、ご覧になりましたか?

1000年たたなくても解明できたと思っていいのか、まだまだ解明できていないところがあるのか。
これを肉眼&肉筆で行っていたというのがとにかくすごいのです が、"絵画"として見る場合にこのようなテクニックの知識を持っているべきなのかどうかは少々疑問(・・;)

NHKではこのほかにも(NHKも主催者の一員なので)
「若冲ミラクルワールド」特別編「嵐・大野智が体感!天才絵師」 4月23日(土)午前1時25分(22日金曜深夜)~@総合テレビ
「若冲ミラクルワールド」4回シリーズ最終回「第4回 黒の革命 水墨画の挑戦者」4月24日(日)午後2時30分~@BSプレミアム
「若冲ミラクルワールド 豪華版」4月29日(金)午後10時00分~ 午後11時00分 @BSプレミアム
「若冲 いのちのミステリー」4月30日(土)午後9時~@BSプレミアム
たぶん民放でもいろいろあるでしょうね。
7nui23000000aur8.jpg
雑誌もいろいろ出ていますが
UCカード会員誌「てんとう虫」で28ページにわたる "特集 その絵師、若冲なり"( by狩野博幸氏)を読みました。
jakuchu2.jpg
なかなか面白かったのですが、若冲の生涯、澤田瞳子さんの若冲を読んでいるはずなのに、なんでこんなに初耳な話があるのだろうと思っていたら・・・


     ・・・・・・読んでいませんでした・・・・・・ヾ(・・;)ォィォィ  


図書館で予約して、まだ順番が回って来てない・・・(・・;)

どうも奇想の系譜 (ちくま学芸文庫)あたりで概略を読んでいただけだったみたい\(//∇//)\



もう待ちきれなくて、若冲を注文(*^^)v

相国寺のレプリカ展を待ちませう。(7/1~)



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15/04/14 台湾・香港で日本からの食品を輸入規制しているのは福島、群馬、 栃木、茨城、千葉の5県
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15/03/31 書評家・大矢博子氏によると食べ物を表して、読者に「食べたい」と思わせる技術に特に秀でた作家は池波正太郎、北森鴻、高田郁、近藤史恵なのだそうである。(近藤史恵・著『ヴァン・ショーをあなたに』の解説より)
15/02/22 (勘三郎さんに続き)三津五郎さんまで亡くなって・・・ショック! ご冥福をお祈りします。
15/01/03 Yahooのおみくじ「スレスレの中吉」σ(^^;)
14/12/09 衆議院選挙、期日前投票に行ってきました。
14/09/18 スコットランドの独立、スコットランドは大好きなので応援したい気持ちは有るけれど、理想はともかく現実的に考えると難しい気はしています。
14/08/25 『すべてがFになる』がドラマになる(@_@;)
14/03/05 ニュージーランドに4-2。実質負けだと思いますけど。
14/03/27 真央ちゃんの<ノクターン>すてきでした~!ほっとしてまた涙(笑)
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