03.07
Tue
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企画展「祈りの美 ~清水公照・平山郁夫・杉本健吉・・・」 @ 奈良県立美術館を見てきました。
(↑の画像はクリックすると大きくなります)

平山郁夫さん、杉本健吉さんはもちろん知っていたのですが、元東大寺別当の清水公照さんが書画や陶芸をされるとは全く知らなかったので、とても興味深く拝見しました。
東大寺付設の幼稚園の園長に就任されてから、園児と同じように楽しむことを始められたのだそうですが、独特の味のある作風でとても好ましく思いました。
そのことを知ることができただけでも大満足!

祈りの美 ~清水公照・平山郁夫・杉本健吉・・・ 

古都・奈良には、長い歴史の中で育まれてきた多彩な文化が共存し、今なお大切に受け継がれています。
中でも、仏教や神道といった信仰の世界は、奈良の歴史・文化を特徴づけるとともに日本の精神風土に深く浸透し、今日の造形表現にも大きな影響を与えています。
本展では、伝統的な宗教画題による日本画から新たな解釈のもとに祈りを表現した作品や、連綿と続く「お水取り」をはじめ奈良の風物に着想を得た作品など、祈りの地・奈良をテーマとした作品を展示し、現代に花開いた祈りの美の世界をご覧頂こうというものです。
絵画・書・陶芸など約200点からなる出品作品は、東大寺別当・華厳宗管長を務め、宗教家から美術家へと活動の場を広げた清水公照(1911-1999)、仏教に新たな画境を見出しシルクロードをテーマに深淵なる絵画世界を構築した平山郁夫(1930-2009)、そして奈良の風物に魅せられ、独特の造形感覚で祈りの美を捉えた杉本健吉(1905-2004)によるものです。
三者三様の表現世界をご覧頂き、その根底で通ずる祈りの心を感じ取っていただくと同時に、奈良の歴史・文化の魅力に改めて触れる機会となれば幸いです。



2017年1月14日(土)~3月15日(水)
奈良県立美術館






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